戦国の石見を探る……邑南町の城跡や史跡を紹介

島根県邑南町(旧 石見町、瑞穂町、羽須美村)の城跡や史跡・遺跡を紹介しています  

管理人の覚え書き

 ここでは、当サイト管理人の城跡訪問の余談や、覚え書きなどを記しています。

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◆NHK特集『寺が消える』その後……(明善寺編)

 前ページ(聞光寺編)のつづき

 昭和63年(1988)、NHK全国放送にて『NHK特集・寺が消える』という特集番組がありました。
 その中で、川本町市井原の「明善寺」が紹介されていました。

明善寺 本堂
明善寺 本堂

明善寺 屋根
屋根は相当痛んでいます

寺院状況
浄土真宗本願寺派の調査団が訪問

 浄土真宗本願寺派の寺は、門徒の数や僧侶の数などに応じて、毎年決まった額の付加金を本山に納めることになっています。本山は、その付加金の滞納によって、初めて寺の異変に気がつきます。
 200年以上の歴史を持った明善寺ですが、7代目の住職が亡くなって30年、村人によって管理され、何とか持ちこたえてきました。しかし、実質的な廃寺にあたる吸収合併となったことが、番組に取り上げられていました。

明善寺
明善寺

明善寺へ
合併吸収の案内が寺に張り出されます

 そして最後の法要が勤められ、本尊が持ち出されるところまで放映されていました。
 明善寺は、その後取り壊され、跡地はゲートボール場になる、とのことでしたが、どうなったのでしょう?

明善寺跡地
平成26年の明善寺跡地

明善寺跡地
完全な更地になっています

明善寺跡地の石碑
「明善寺跡地」の石碑が建てられていました

 急激な過疎化による廃寺の動きは、今後も続くことでしょう。
 時代の流れと言えばそうなのですが、先祖が守ってきたものは一体何なのか、考えさせられます。

 本堂などの建物は消えようとも、そこで育まれるべき「心」であり「信仰」こそが、先祖代々守られてきたもので、また未来に残していくべきものだと思います。
 寺とは、本来「教義を聞き求め、信仰を深める場」です。たとえ集落から寺が無くなろうとも、寺で説かれていた「教え、信仰」まで失ってはならない……そう願わずにおれません。

(2014年4月:テレビ画像はNHKより)

 

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邑南町の城|中世・戦国の石見

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